回答は出たのか

遺伝子組換え作物や農業生物製剤、更にデータ活用により、モンサントが行う技術革新とは生産性や効率を確実に高めることが出来る、かつ温室効果ガスを発生させないカーボン・ニュートラルな農業を改革することです。

モンサント曰わく精密農業を取り入れることにより、無駄な窒素肥料の大気中への放出を抑えること出来ると言います。人工衛星を利用して農地の画像をコンピューターでデータ分析することが出来れば、もっと確実な農業革命を起こすことが出来るのではないでしょうか。

そして農業革命のひとつの手段として遺伝子組換え作物の導入も大事なポイントとして位置づけられているのも事実です。耕さなくても雑草防除が実現出来れば農業の生産性はどう変わっていくのでしょうか。生産性を向上することが出来、同じ面積の土地でより多くの食料を生産できるため耕作面積の拡大抑制、更に農作物によるCO2吸収量も高めることが出来ます。

日本においても、農業ソリューションはICT(情報処理や通信に関連する技術、産業、設備)の利用により成長が可能になるものとして期待されています。ソリューション(solution)の「回答」は実際にはまだまだ出ていないのです。遺伝子組み換えだけがNGと決めつけるだけではなく生産性が向上し、私達が幸せな暮らしをするために遺伝子組み換えはどうかということを総合的に評価して行きたいものです。

技術の未熟

企業が優れた技術を開発してもちろんその技術がネガティブに活用されてはならないですが、優れた技術は生産性を向上して行く機動力になるはずなのです。そして優れた技術は、生産性を向上させるだけでなく、 環境や社会が抱える問題の原動力に必ずなってくれるものと期待したいですね。

地球規模で抱える大きな課題として温室効果ガスの排出量増加による気候変動は決して無視することが出来ない問題です。2015年には京都議定書以来気候変動に関しての国際的枠組みが、第21回気候変動枠組条約締約国会議・COP21が開催されたパリで採択されることとなりパリ協定として話題を集めています。

2014年に気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が発表したものによれば、世界の温室効果ガス排出量の割合は発電による排出が25%となり、工業や輸送などによるものよりも上回っている結果となっています。土壌に蓄積された炭素を掘り起こす耕起栽培や農地拡大のための森林伐採・窒素肥料の大量な利用、大規模な農機利用などがその原因とも言われています。

そこにはやっぱり技術が広く行き渡っていないことを原因として考えることが出来、技術に乏しい生産者が広い農地を確保し、大量の肥料で少しでも生産量をアップさせる姿勢があるからと言います。

統合的農業革新

今、遺伝子組み換えということに対して、多くの批判を受けているモンサントという会社を軸として、農業ソリューションが何か、農業ソリューションで何を求めていかなければならないかということをそれぞれの人たちが考えていただきたいのです。

モンサントでは、農業を拡大すれば生産性の向上は生産者の利益につながるだけではなく、安定した食糧供給に繋がると考えています。しかし無秩序にそれを行えばいいということではありません。

温室効果ガスの影響による気候変動や利用可能な水資源の減少などの問題とも向きあって農業ソリューションが行われていかなければなりません。遺伝子組換え技術も、生産性を向上させるための技術のひとつであり、 化学農薬などによる作物保護技術、品種改良、精密農業、農地の天候や土壌のデータを管理、農業用生物製剤など様々な技術革新が行われています。

モンサントに対しては様々な批判は存在するものの、モンサントは問題解決するためにかなり努力をしている企業として捉えることが出来ます。それは他の企業がしている努力以上の努力と言えるのではないでしょうか。モンサントは遺伝子組み換えだけでなく、統合的な農業技術のソリューションを提案している企業なのです。

農業ソリューション

モンサントという企業のことも取り入れて私達が求めている本当の農業ソリューションとは何かということを追求して行きましょう。モンサントは、遺伝子組み換えの代名詞的企業として多くの人たちに認識されているのではないでしょうか。

遺伝子組み換え作物(GMO)で技術革新を牽引して来て、やっぱりここに議論が起こらないはずはないです。インターネットでは頻繁にモンサントの悪評を見ることが出来ますが、 すべてが遺伝子組み換え事業に由来すると考えて良いでしょう。 遺伝子組み換え作物は100%完全なものが出来上がらない限りには、安全を訴える活動家たちの間で絶えず議論が起こることは素人目でも理解出来ることです。

2016年にアメリカ科学アカデミーは「問題はない」と発表しているものの、まだまだ社会的に不安は全然拭い切れていないのが現状です。そして今、モンサントに向けられた牙は、遺伝子組み換え作物だけに当てられている訳ではなく、 化学農薬にも同じような批判の矛先は向けられることになりますし、農業にさまざまな先端技術が駆使されれば、その先端技術にストレートに向かう批判としても考えることが出来るかもしれません。

モンサントの企業ポリシーは、遺伝子組み換えに直接的向きあっている訳ではなく、世界の農業生産者の生産性を持続可能な形で向上させることにあります。モンサントは、生活の改善を実現出来ないかと日々試行錯誤している企業なのです。生産者の利益につながるだけではなく、安定した食糧供給にも繋げることが出来るでしょう。